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2024.11.26

【登壇レポ】働き方改革講演 ~小さな組織の働き方を学び合うコミュニティ~

こんにちは。空き家買取専科 子育て広報の三輪です。
空き家買取専科は不動産業を営む会社ですが、ありがたいことに「働き方改革」に関する講演に登壇する機会を多くいただいています。直近では、8月と10月にイベントでお話しする機会がありました。今回のブログでは、その登壇の様子をお届けします。前編では、8月に参加した「小さな組織の働き方を学び合うコミュニティ」での講演内容をまとめてみました。

今回の講演では、働き方、組織作り、男性の育児休業といったテーマを中心にお話ししました。どの業界でも参考にしていただける内容かと思いますので、要点をお伝えしつつ、これまでの取り組みを振り返ってみたいと思います。

個人の希望とカイゼンが組織を変える

〜男性育休100%、パラレルキャリアを実現した働き方改革〜

8月の講演では、「小さな組織の働き方を学び合うコミュニティ」に登壇しました。このコミュニティは、「小さな組織でも働き方の選択肢を創造できる」という想いのもと、様々な業界で奮闘する方々が集まり、互いに学び合い応援し合う場です。

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講演内容について

この講演では、黒田さんが男性育休100%の実現やパラレルキャリア、組織作りといった「取り組み」だけでなく、働く上で大切な「マインド」についても語りました。

黒田さんは前職の労働金庫を退職後、立ち上げ間もない空き家買取専科(株式会社Sweets Investment)に入社し、ゼロからの事業構築に挑戦してきました。同時に「社員第一主義」を掲げ、スタッフが仕事と家庭を両立できる環境を目指してきました。

「いかに効率よく働くか」「無駄を省き楽に働く方法は何か」「仕事が終わったら早く帰れる状態を作るにはどうすれば良いか」という視点で取り組みを進めてきました。

カイゼンへの取り組み

黒田さんは、「これまでのやり方がない中で新しいものを創る」という姿勢で、多くのカイゼンに挑んできたと話します。特にスタッフがわずか4名(パートを含む)という少人数の中で、次のような言葉をかけ続けたそうです。
「小さなことでも、少しでも良くできるところから始めよう。」

このように、一人ひとりが会社に影響を与えられることを認識し、小さなカイゼンを称賛し合う文化を育ててきました。

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「改善」と「カイゼン」の違い

改善とは、悪い状態を良い状態に変えること
カイゼンとは、現状に満足せず、自ら問題に気づき改善し続けることで、より良い状態へ変化し続けること

カイゼン研修の始まり

「トヨタ式カイゼン」を聞いたことがある方も多いかと思いますが、製造業ではミスやムダをなくすためにラベルを貼ったり、ラインを引いたりといった、小さな改善を積み重ねることで業務の効率化を図っています。こうした取り組みは、どの業界でも応用可能です。

その後、私たちのカイゼン研修がスタートしました。朝礼時にカイゼンに関する本を読み学ぶことや、気になっている課題やアイデアをカイゼンメモに書き出すことから始まりました。その後、スプレッドシートに「カイゼンしたいこと」をリストアップし、実行できる人が取り組む仕組みを構築していた時期もあります。

さらに、自分の業務の棚卸表を作成し、どの仕事にどれだけの時間を費やしているのかを可視化する取り組みも行いました。これにより、各タスクに1日何時間かかり、それが週・月・年間でどの程度の時間になるのかが予測できるようになりました。

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このように業務を可視化することで、多くの時間を費やしているタスクをカイゼンできれば、さらに効率よく働くことが可能になると考えられます。

例えば、自分が担当している業務を他の人に引き継ぐことや、内部のリソースではなく外部に委託することも選択肢として挙げられます。どの場合でも、「最も時間のかかる業務をどのように効率化できるか?」という視点を持つことが重要です。

効率よく働くためにはどうすれば良いのか?
空き家買取専科では、男性育休取得率100%の実現やパラレルキャリアの推進など、効率的に働かなければ実現できない施策にも数多く取り組んでいます。「小さな企業だから働き方改革は難しい」というわけではなく、スタッフ一人ひとりが「どうしたら効率よく働けるか」を考え、行動に移すことが、働き方改革の第一歩なのです。

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講演の中で黒田さんが強調したのは、カイゼンを難しいことではなく「小さな変化」であることととらえること。スタッフが自分で仕事や働き方を変える力を持つという考えを共有し、会社全体がカイゼンできる風土を築くことが大切。この姿勢は、仕事も働き方も自分で創り出すものだというメッセージを伝えました。

講演の感想

今回の講演には大学生などの若い世代も参加しており、若い世代の方が企業の在り方や働き方に対して関心を持っていることに嬉しさを感じました。
「仕事も働き方も会社が用意してくれるものではなく、本質的には自分でどちらもつくれるということに気が付くことができました」 「小さく変えていくカイゼンというマインドと行動を周りに伝え広げていくことが大事」「とても共感した」との感想も寄せられました。

参加してくださった方たちの企業文化の進化と多様な働き方に対して、少しでも前向きに進むきっかけとなればと思います。

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次回は10月に登壇した静岡市主催の「経営戦略としての働き方改革/男性育休推進」セミナーの様子をレポしていきたいと思います。

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