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空き家が倒壊した際誰が責任を負う?専門家が解説します!
日本では空き家が増え続けていることをご存知でしょうか。
空き家になる理由は様々ですが、放置するデメリットが大きいことは理解しておく必要があります。
中でも、倒壊によって被害が出た場合、命に関わる問題にまで発展する可能性があります。
今回の記事では、空き家が倒壊した際、誰が責任を負うのか解説します。
□空き家を放置するリスクとは?
空き家を放置しておくのは簡単ですが、放置すると様々なリスクがあります。
近隣にも被害が及ぶ可能性があるため、ここでは空き家を放置するリスクについて3つ解説します。
1つ目は、固定資産税が6倍になることです。
土地は、更地よりも住宅が建っている状態の方が固定資産税が安いです。
そのため、利用していない場合でも、更地にせず空き家として放置している方が多いです。
しかし、古い家で倒壊のリスクが高い場合や、周辺の景観を悪化させる原因になりかねない場合は、自治体によって「特定空き家」に指定され、今までの6倍もの固定資産税を納税する必要がある可能性があります。
特定空き家の固定資産税がここまで高くなってしまうのは、固定資産税の軽減措置が受けられなくなるからです。
2つ目は、周辺住民へ被害をもたらすことです。
空き家の老朽化が進むと倒壊のリスクが高くなったり、害虫や害獣が繁殖したりと、周辺住民へ迷惑がかかる可能性があります。
特に、空き家の倒壊に関しては、人命に関わることなので放置はできませんよね。
3つ目は、犯罪発生の確率が高まることです。
空き家をそのまま放置しておくと、不法侵入や盗難、放火などが発生する可能性が高くなってしまいます。
特に放火に関しては、周辺の住宅に燃え移る可能性が高く、深刻な被害をもたらす場合も考えられます。
□空き家の倒壊は誰が責任を負う?
空き家を放置するリスクについて述べましたが、倒壊して周囲へ被害が出た際には、誰が責任を負うのでしょうか。
民法717条に規定されていることによれば、建物を適切に管理せずに倒壊し、他者へ被害が出た場合は、占有者が被害者に対して損害を賠償する責任を負うことになります。
しかし、占有者が損害発生を防止するために必要な注意をした場合、所有者がその損害を賠償する必要があります。
つまり、空き家の管理を怠って空き家が倒壊し、被害をもたらした場合には、空き家の所有者が損害賠償責任を負う必要があります。
損害賠償額は、数千万円から数億円とかなり高額になる場合も考えられるので、責任を持って管理することが重要です。
□まとめ
今回は、空き家が倒壊した際に、誰が責任を負うのか解説しました。
放置するのではなく、空き家の売却を検討されてはいかがでしょうか。
空き家買取専科は静岡の空き家を買取りリノベーションをし、次世代へつなぐ不動産買取専門店です。
静岡エリアでご実家・空き家を相続されるご予定の方はぜひご相談ください。