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2020.05.29

【社内向け】事業部長 黒田が語るスイーツ社の儲けの秘密

「より良い仕事とは何だろう」仕事の捉え方とカイゼンから始まる働き方改革

 

 

こんにちは。働き方改革発信委員長の犬塚です。

 新型コロナウイルスの感染がきっかけとなり、世の中でもテレワークがすっかり浸透しております。

スイーツ社でも、これまで例外的にテレワークが運用されていました。

今ではテレワークでの働き方が基本となり、仕事の進め方から社内・取引先とのコミュニケーションまで、従来の方法からの転換を迫られ、私たちの働き方を大きく変えています。

 

 

さて、前回のブログでは、働き方改革アワードの受賞について書かせていただきました。

スイーツ社より規模も大きく社歴も長い、いわゆる「老舗企業」にも引けを取らなかった点にスポットを当てて紹介してきました。

https://akiya-kaitori.jp/akiyacms/blog_post/%e5%83%8d%e3%81%8d%e6%96%b9%e6%94%b9%e9%9d%a9/

 

私はスイーツ社へ入社する前、働き方改革と聞くと大企業が実践しているイメージがありました。

働く人が多ければその分ワークライフバランスに関するアイディアも多彩だろうし、大きい組織は体力もあるし、人材のストックやリソースが豊富な訳で取り入れやすいのでは、と。

 

スイーツ社の受賞は、規模や社歴だけを見れば確かに一際目立ちますが、それは表面上でのお話し。

ゼロから一つ一つ歴史をつくってきた事業部長の黒田さんが入社時を振り返りながら、スイーツ社の働き方が形になっていくまでを語ってくださいました。

 

そもそも働き方改革をするつもりではなかった??

どのようにスイーツ社で働き、働き方改革を進めて来たのかお話していただけますか?

実は、「働き方改革をしよう!」と言って何かをしてきたわけではありません。私が会社に入ったとき社員2名+パートと言ったまだまだ駆け出しの会社でした。(今でも駆け出しですが笑)

そんな小さな会社は働き方をどうこうするというよりも、成果を出すためにはどうしたら良いのかを考えなくてはいけませんでした。

ただ、その時に私が考えたのは成果を出すために「いっぱい働こう」ではなく「どうしたら現在のリソースで効率をあげられるだろう」ということでした。

 

また、この会社に入った理由の一つとして、自分たちで会社を作っていけるというものがあったものですから、自分が作る会社は、働きやすくどんどん変化に対応できる会社でありたいと思ったのも、着想のスタートになっています。

入社してからの苦労と気づき、そしてカイゼンという発想

そんな、思いで会社に入ったのですが、仕事を初めてびっくり。重要物や貴重品の管理、案件の管理などがぐちゃぐちゃ。これだと事故が起こりかねない、と思ったのを覚えています。

 

そこでまず始めたのが、カイゼン委員会の設置と事務の整理でした。カイゼンの考え方をまとめ、それを社員に伝えたのが始まりです。自分たちで自分たちの仕事を良いものにして行こう。それってとっても楽しいよね。そんな雰囲気を作りたくてカイゼン、カイゼンと毎日言っていました。

働き方改革とは「より良いし仕事をするために一人一人が具体的な行動をする営み」を指すのですからカイゼンの考え方を浸透させることが一番の働き方改革だったのではないかと思います。

 

そんな中で、短い時間で働きたい社員や他の仕事も並行して働きたい社員など、いろんなメンバーが入るたびにその人がどうしたらより良い仕事ができるか考え、策を講じていきました。その一つ一つの施策が積み重なり、今では働き方改革企業と言ってもらえるようになりました。

なので、設計などはしていないと言うのが本当のところなのです。その場で最適な手段を考え生み出してきただけなのです。

小規模だからこその強み

スタッフが少なく、具体的な個人のための施策を考えられるのが小さな企業の強みですし、それを浸透させるのも所帯が大きくないからやりやすいのです。

よく経営体力のある大きな会社だから働き方改革ができると思っている方がいますが、それは間違いです。

働き方改革をただの時短や休日の付与だと思っているから企業経営を圧迫すると考えますが、そもそもより良い仕事をするための施策なので、行って生産性が下がったら元も子もないはずなのです。

その意味で小さな会社こそ、働き方改革の考え方を浸透させ、社員一人一人が生産性を高める努力をしなくてはならないと思います。

働き方改革に関する私のイメージは覆されました。規模や社歴で測れるものではなかった。カイゼンという発想から、変化に応じた策を講じてきた積み重ねが今のスイーツ社を支えているのですね。

定着を妨げる2つの要因

せっかくなので次の質問です。良く聞かれることかもしれませんが、不動産業界は、働き方改革の定着が厳しいと言われています。なぜ、業界内にいるスイーツ社が実現できているのでしょうか?

不動産業界で働き方改革が定着しにくい理由は2つあると考えています。

・1つ目は不動産事業が一般的には労働集約型の事業であると考えられている点

・2つ目が不動産事業は単価が大きく、実物を扱う仕事であったためにI Tテクノロジー化が進んで来なかった点

この2点をクリアするための考え方の変革が弊社にはある

まず、弊社は事業領域を「不動産投資業」と位置付けている点が他社との大きな違いです。人が長時間たくさん働くことで利益を上げるのではなく投資のリターンを最大化するために人的資産を最適化するように設計をしています。

 

私たちは労働集約型(たくさん働いたら、たくさん儲かるビジネス)ではなく、資本集約型(機材・設備への投資を行い生産性を上げるビジネス)と知識集約型(知的労働への投資を行い、商品開発などを行うビジネス)のハイブリッド型(積み重ねた知的資産を使い、分散投資をするビジネス)のビジネス設計をしていると言えます。ここが大きな違いです。

 

また、我々のような不動産権利や投資計画に伴う情報を扱う仕事のため、情報の検索コストや、業務が時間や場所に縛られることが、生産性を上げる上での枷になります。その部分は情報のクラウド化や様々な管理システムのI T化を進めることで解消するように努力をしています。

 

以上の2点について考え方を変え、事業設計をすることで働き方改革を実現していると考えています。

同業者でもIT化を進めているところが散見されるようになりましたが、不動産業界の働き方が大きく変わるきっかけになって欲しいです。

 

最後に、スイーツ社には働き方改革に関する制度がたくさんありますが、 これら制度に対する思いとスタッフへ伝えたいメッセージはありますか?

どの制度もこんな制度があったら良いな、と言う個々の想いから始まったものです。これからも一人一人がより良い仕事をするために色々なアイディアを出して、自分たちの会社を作ってもらいたいと思います。

 

また、働き方改革の根本はカイゼンの理念を同じです。やってみてダメなら、またカイゼン、で良いの です。どんどん試して、どんどんやめて、時代や環境にあった自分たちの働き方を見つけていって欲しいです。

黒田さん、お話いただきありがとうございました。会社設立から現在までの歴史をたどることで、スイーツ社の働き方の意義、そして制度ができた背景や思いが理解できました。

 

最後に玉木社長からコメントをいただきます。

代表コメント

会社は、拡大基調にあるときに全ての問題が取り組みやすくなります。

経営では資金調達や採用、運営では働き方改革への取り組みなどです。

まだまだ駆け出しの会社とはいえ、収益の拡大局面ににあることは間違いありません。

忙しい中でこそ工夫が生まれると思いますので、より高い目標をもって働き方改革に取り組んでいきたいと考えております。

 

人はすぐ慣れる生き物です。いつの間にか当たり前になってしまう。入社のタイミングによっても制度の見方に温度差が出てしまうのは仕方ないのですが、黒田さんが語ってくれたスイーツ社の原点を見返すことも大切だと感じました。その思いを受け取って、スイーツ社をもっと良い会社にしていきたいと強く思います。

 

次回のブログもお楽しみに。久しぶりにあの方をインタビューしてきますよ。

 

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