ブログ

BLOG
  • トップ
  • ブログ
  • 静岡商業高校にてパネルディスカッション!「働く静岡人」に学ぶ

2024.04.20

静岡商業高校にてパネルディスカッション!「働く静岡人」に学ぶ

こんにちは。空き家買取専科 子育て広報の三輪です。
今年の2月に、静岡商業高校で開催された特別授業「働く静岡人」にパネリストとして登壇しました。
少し時間が経ってしまいましたが、ご報告させていただきます。

県立静岡商業高校特別授業「働く静岡人」に学ぶ

この授業は、高校生たちが将来の職業選択に向けて多様な視点を得られるように企画され、地元出身で様々な場所や業種で働く人々の生の声を聞き、進学や就職を問わず今後のキャリアや人生についての視野を広げ、思考を深める機会として、「自分の将来について考えてみる1時間」という目的で開催されました。

私は、学生時代にどのようにキャリアを考えていたかや、実生活での経験を基に、「働く」とは具体的にどういうことか、そして仕事の中にはたいへんなこともありますが、それと同時にやりがいもあるということについてお話ししました。

モデレーターの三倉さんから授業開始

授業の進行は、株式会社MiraiResortの取締役副社長であり、三和新静株式会社のGMである三倉信人さんが担当しました。

三倉さんの「ゲームしまーす!」という一言から始まり、会場の空気を一気に柔らかくしました。そのゲームとは「ある1つの言葉から、数多くの人が連想するであろう漢字一文字を考えましょう!全員で一致させるのが目的です」と説明し、「スイカゲーム」というお題で漢字1文字を考え、周りの人と意見をすり合わせるアイスブレイクのゲームを始めました。このゲームで生徒たちも一気に授業に入り込んできました。

画像

パネラーの紹介

今回のパネルディスカッションには、私の他に2名の静岡出身で活躍するプロフェッショナルが登壇しました。

画像

最初に、都内でITコンサル会社を起業している株式会社エッグシステムの代表取締役である高橋翼さんが登壇しました。高橋さんは、ITコンサルタントの仕事を家づくりで例えてわかりやすく説明し、さらに社長職の役割についても解説しました。

その後、インド現地のVC兼アクセラレーターとして知られるGSFから独立を果たし、現在はインド現地のVCや日系投資機関の支援をする中で、インドのスタートアップへの投資業務に従事している山本勝則さんが登壇しました。山本さんは、国際的なビジネスの視点からグローバルなキャリア構築について話しました。

お二人の起業家や海外での活躍をしている方々の生の声に、生徒たちは目を輝かせながら聞き入り、メモを取っていました。私自身も一緒に登壇している彼らの話に大いにワクワクし、刺激を受けました。

私も学生たちに話をすることで、自らのキャリアや働く意義について振り返る機会を得ました。
高校生の頃は、夢を追い求めるために進路や受験勉強に励んでいたことを思い出しました。今となっては、もっと将来の計画を練っておけばよかったと反省する部分もありますが、夢に向かって努力した学生時代が今の自分を築いたと感じます。

私のキャリアの道のりは一直線ではありませんでした。憧れの仕事の裏でブラックな職場での勤務や、子供の保育園入所の問題からの退職など、さまざまな経験を経て、現在の会社に入社するまでの道のりがありました。

画像

広報という仕事について

広報の仕事は、会社と社会との間で橋渡しをする役割を担い、多岐にわたるスキルが求められます。新聞やテレビの取材対応だけでなく、イベント企画、SNSやウェブサイトの管理、プレゼン資料の作成、文章の起草、認知度向上のための活動など、幅広い業務を担当しています。

広報の仕事は、外から見ると華やかに映るかもしれませんが、実際には非常に地道な作業が多いこともあります。常に臨機応変な対応が求められ、客観的な会社の評価を行う視点を持つことも必要です。これらの挑戦は難しい面もありますが、それによって得られる達成感ややりがいもまた大きいのです。

画像

私にとって「働く」とは、新しい自分に出会える、ワクワクする機会を意味します。困難なこともありますが、仕事を通じて自分の才能を発揮し、新たな人脈を築き、そして経済的な報酬も得られることは、大きな喜びです。このような経験を学生たちに伝えることで、彼らのキャリアや未来に対する考え方が豊かになり、新たな視野が開けることを願っています。

登壇してみて

話をする際は、学生時代に戻ったかのような気持ちで、学生たちの未来に少しでも希望の光を当てるように努めました。

真剣な眼差しの学生たちを前に、私たちは自分の経験を共有し、彼らが自らの道を切り拓くためのヒントを提供しようとしました。この授業を通じて、学生たちだけではなく、私たちにとっても新たな気づきや学びの機会となりました。

学生たちにとって、これは単なる職業紹介を超えた経験であり、現実の仕事から得られる知識や洞察に触れる機会となったら嬉しいです。特に、多彩な経歴を持つ登壇者たちからの話は、将来への希望や選択肢について考えるきっかけとなり、学生の可能性を広げ、具体的な目標を設定する手助けになったら嬉しいですね。

画像

生徒さんからの質問タイム

授業の中で、特に印象的だったのは生徒たちからの質問タイムでした。
ある生徒が立ち上がり、高橋さんに向けて「僕は将来社長になりたいです。社長になるために一番大切なことはなんですか?」と質問しました。この質問は、単なる野心を示すだけでなく、将来への真剣な思いと行動への意欲を表しているように感じられました。

高橋さんはこの質問に対し、「いい質問!」と答え、「社長になるためには、誰よりも一生懸命目の前の仕事に取り組むことが重要です」「成果を出している社長は謙虚であり、誰よりも仕事に取り組んでいます」と語りました。この質問をした生徒が、将来本当に起業をする時が楽しみですね。

画像

生徒からの感想

終了後、静岡商業高校の生徒たちからは、多くのフィードバックと感想が寄せられました。満足度が95.2%という結果を受け取りました。500人近い生徒からのコメントも一部をご紹介させていただきます。

・様々な職業やキャリアパスについて新しい視点を得ることができました。
・実際に社会で活躍している人々から直接話を聞くことで、職業選択の幅が広がり、自分の将来について具体的なイメージを持つことができた。
・仕事を通じて社会にどのような影響を与えられるか、また個人としてどのように成長できるかという話に特に関心を持った。
・司会者や講師の話術に感銘を受けた。コミュニケーションスキルの重要性を感じた。

多くの生徒が、異なる分野で活躍するプロフェッショナルたちからの話を聞くことができ、将来のキャリアについて考える大きな刺激になったようです。生徒たちの間には、将来に対する不安や疑問もありましたが、この授業が彼らにとって有意義な学びの場となり、自信を持って次の一歩を踏み出す励みになったことを感じることができました。

私への質問にも真剣に答えさせていただきました。

静岡商業高校でのこの授業は、生徒たちにとっても私たち登壇者にとっても、非常に意義深い時間でした。異なる分野で活躍するプロフェッショナルたちの話を通じて、「働く」ということの多様な側面が生徒たちに伝わったと思います。

この授業を通じて、生徒たちが将来の目標に向かってどのように進むべきか、そしてそれを実現するためにはどのようなスキルや姿勢が必要かということを考える機会となったのではないでしょうか。

彼らが将来を見据え、自らの夢を追い求める力を高める助けとなれば嬉しいです。そして、彼らが将来自らの経験を次世代に伝える立場になったとき、今日の学びが役立つ日が来ることを期待しています。

 

画像

ご相談・問合せ 電話をかける
友だち追加
友だち追加