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2024.06.20
空き家の会オフ会 民泊見学 in 東京 後編
こんにちは。子育て広報の三輪です。
前回に引き続き、空き家の会のリアルオフ会@東京のレポートをお届けします。
今回のオフ会は、東京都狛江市と浅草橋で開催されました。狛江市ではリノベーション中の物件を見学し、浅草橋では日本家屋を民泊として運用する事例を見学しました。参加者は15名限定で、民泊に関心のある空き家の会メンバーが集まりました。このイベントは、空き家を民泊物件として活用するための知識を深める貴重な機会となり、参加者同士の交流も深まりました。
実は、空き家買取専科でも民泊を始めるための準備が進んでいます。私も空き家を民泊として運用するための具体的な知識を得る目的で、このオフ会に参加しました。
狛江市のリノベーション物件見学
オフ会当日は、前日宿泊した浅草橋の民泊から狛江市のリノベーション中の物件見学に向かいました。山手線を横断して集合場所に到着すると、参加者の皆さんがすでに集まり、興奮した様子でお互いに挨拶を交わしていました。そして、いよいよ狛江市でのリノベーション中の物件見学がスタートしました。
一般社団法人空家空室対策推進協会
民泊の現地企画を担当してくださったのは、一般社団法人空家空室対策推進協会の代表理事、川久保さんです。この協会は、日本全国の空き家や空き部屋を活用し、地域社会の活性化を図っています。
具体的な取り組みとしては、空き家を観光客向けの宿泊施設に転換することや、歴史的建物の再生、地域文化イベントの推進などがあります。協会は専門家と連携し、効果的な空き家問題の解決策を開発し、物件所有者と利用者との架け橋となっています。
JIN’S HOMES合同会社
JIN’S HOMES合同会社の陣﨑さんは、狛江市の物件をリノベーションして民泊としてオープンさせる計画を進めています。彼の会社は、主に外国人投資家や非居住者向けにセカンドホームの購入とそれを民泊として運営するサービスを提供しています。このサービスには売買仲介、コンサルティング、運営代行などが含まれており、非居住者が日本におけるセカンドホームとして不動産を購入し、長期間不在の際には民泊として貸し出すケースが一般的だそうです。
リノベーション中の民泊用物件
物件に入ると、陣﨑さんと息子さんが一生懸命改修作業に取り組んでいました。広々とした吹き抜けのある玄関や、趣のある高級な家具が揃ったリビングが印象的でした。また、都内では珍しいほど広い庭もありました。工事中の物件でしたが、この家が素敵な民泊になる可能性を感じました。
陣﨑さんから、空き家を民泊物件に改修する過程や管理方法、貸し出し計画、工事の進行状況、費用見積もり、契約期間、そして家具の選定について詳細な説明をいただきました。
この民泊は、4つの部屋にそれぞれセミダブルベッドが2つ配置され、合計16人が泊まれます。今後は庭にサウナをつくったり、古い椅子の布部分を張り替えたりする予定です。工事は床の作業が終わった後、壁の工事に移り、2階にはトイレとシャワーブースを設置する予定だそうです。
工事の進捗やコスト、自治体への申請手続きなど、実際の課題とそれに対する具体的な解決策について、参加者は熱心に耳を傾け、質問をしました。この貴重な体験は大変勉強になりましたし、完成後にはぜひ実際に泊まってみたいと思っています。
浅草橋の日本家屋見学
午後からは、私が前日に宿泊した浅草橋の日本家屋を改装した民泊物件の見学に移りました。ホストの方とは前日にもお話を伺いましたが、改めてこの家の歴史や民泊としての想いについて詳しくお聞きすることができました。この物件は特にインバウンド観光客向けに設計されており、外国人観光客から人気を集めています。外国人客を迎える際のポイントや注意点について具体的なアドバイスも伺うことができました。
インバウンド向けに気を付けること
この民泊は、日本の伝統的な家屋の雰囲気を生かしつつ、現代的な快適さも提供しています。畳の部屋や障子戸など、日本文化の要素が随所に取り入れられており、参加者から高い評価を受けていました。
特に外国からの宿泊者に対しては、チェックイン時に対面で出迎え、障子戸の操作方法や引っ張るタイプの照明の使い方を詳しく説明することで、安心感を提供しています。無人でも対応できる部分ではありますが、対面で説明することで、物件の長期間の維持管理が容易になり、故障や汚損のリスクを最小限に抑えています。
さらに、長期滞在のゲストには定期的な清掃サービスの手配や、チェックアウト時の見送りと忘れ物の確認も行っており、寝具や物件の良好な状態維持に貢献しています。
参加者としての感想
民泊見学後には、参加メンバーと交流を深めることができ、今回も非常に有意義な時間となりました。
実際に民泊で宿泊したり、新しい民泊を始める方々や、長年にわたりホストをされている方々の話を聞きながら見学することで、民泊運営の実態を深く理解し、多くの有益なヒントを得ることができました。特に狛江市のリノベーション中の物件では、改修工事の進捗やコスト管理に関する具体的な話を聞けたことが、大変勉強になりました。
また、浅草橋の日本家屋の見学では、外国人観光客向けのサービスやおもてなしの工夫が特に印象的でした。ホストの方々の熱意と、実際の民泊運営での苦労話など具体的な体験談を聞くことで、理論だけではない実践的な視点を得ることができました。また、参加者同士の交流も非常に活発で、多くの名刺交換や情報共有が行われました。通常はオンラインでのやり取りが主だったメンバー同士が、実際に顔を合わせて話すことで、より深い信頼関係が築かれたように感じました。
まとめ
今回のオフ会は、空き家を民泊として活用するための実践的な知識を得ると同時に、参加者同士のつながりを深める素晴らしい機会でした。これからも定期的にこのようなイベントに参加し、開催して、空き家問題の解決に向けた新たなアイデアを共有していきたいと思います。光山さんと川久保さんには、この素晴らしい企画を提供していただいたことに心から感謝しています。
イベント告知
次回の「空き家の会」東京イベントは、6月29日(土)に渋谷で開催されます。「空き家の会 祝 50,000人記念企画!!空き家活用セミナー会 in 東京」と題し、当社も登壇し、全国で活躍されている皆さまとともに、「空き家ゼロにの日」や空き家買取専科の取り組みについて話す予定です。先着40名限定で、空き家の活用に興味のある方ならどなたでも参加できます。ぜひ、この機会にリアルでお会いしましょう!
「空き家の会 祝 50,000人記念企画!!空き家活用セミナー会 in 東京」
【開催日時】2024年6月29日(土)13:00〜18:30
【場所】東京都渋谷区 スペースマーケット様
【参加費用】5,000円
【登壇者一覧】
1.ジェクトワン 熊谷様(特命空き家仕事人)
2.ADDress 八木様
3.スペースマーケット 濱本様
4.空き家の会代表 光山
5.空き家買取専科 黒田・三輪
6.AlbaLink 井口様
7.カチタス 森川様(オンライン収録にて)
上記の登壇者の活動発表やパネルディスカッションを行った後に交流会を行います。
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