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2024.05.20

広報仲間の『静岡広報たん』素敵な交流会

今日は、静岡広報たんという素敵なコミュニティについてお話ししたいと思います。

これまで、広報の仕事や広報担当者同士の交流や課題の共有など、広報に関する話題を掘り下げる機会がなかったため、今回は広報たんの活動や魅力についてご紹介します。

広報たんとは?

静岡広報たんは、2018年に結成された静岡の広報担当者のコミュニティです。このコミュニティの目的は、以下の3つです。

1、 広報職の横のつながりをつくる
2、 静岡での広報職の確立
3、 静岡企業の発展のために

広報たんでは、2018年の春から2023年3月まで、毎月の定例会を通じて勉強会や情報交換会、広報アワード、メディアとの交流会などを開催してきました。現在はメンバーの多忙さから、不定期開催となっています。

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■静岡広報たんの立ち上げ

静岡広報たんは、私が「たん長」となり立ち上げたコミュニティです。

私は2018年1月に空き家買取専科のブランドを立ち上げる際、社内に広報部門がなかったため、未経験から広報担当者となりました。当時、未経験だった私は広報という仕事についても、他社さんの仕事内容も全く分かりませんでした。そこで広報に関する基礎知識や他社の取り組みについて理解を深めたいという思いから、広報たんの立ち上げを決意しました。

広報は企業や団体の「顔」とも言える重要な役割を担っていますが、広報担当者は、多くが一人または少数で業務を行うため、孤独感を感じることがあります。静岡広報たんは、そんな孤立する広報担当者たちが互いの経験や知識を共有し、共に成長する場を提供することを目指して運営しています。

静岡県内のさまざまな企業や団体から集まった広報担当者の有志が、互いの知識と経験を共有し、さらには共に成長していくための場を提供していくようになったのがはじまりでした。

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ごちそうマートでの交流会

最近の広報たんの交流会では、静岡市の長谷通りにある「ごちそうマート」で開催されました。このマーケットは、SBS静岡放送に長年勤めている鈴木俊夫さんが企画し、地域社会に新しい活気をもたらしている場所です。

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■ごちそうマートとは?

ごちそうマートは、鈴木さんの奥様のご実家の布団店の隣に位置しています。以前は地元で親しまれていた駄菓子屋が営まれていた場所で、空き店舗になっていたのを2019年9月に改装し開店しました。今では、県内各地のお店が愛情を込めて育てた新鮮な野菜や手作りのパン、蒟蒻、水産加工品などを提供しており、訪れる人々に特別な体験を提供しています。

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鈴木さんは、「元気しずおか人」という番組を通じて地元の飲食店や地域振興に尽力する人々と出会い、その支援のために長期的な場所を提供したいと考えました。特に商店街の唯一のスーパーが撤退してからは、高齢者が日々の食材を手に入れるのが難しくなっていたこの長谷通りでは、日々の食材を手に入れることが困難になっていました。ごちそうマートでは総菜を販売する日も設けられ、地域の高齢者を支援する役割を果たしています。

生産者と直接会話しながら購入できることは、スーパーでは味わえない価値があると評価されています。
お店の中にいると、ヒョイっと近所の方々が覗きにきて、楽しい会話に花が咲いている光景はとても温かい気持ちになりますね。

このごちそうマートの内装のリノベーションは、空き家買取専科の取材を通じてZERO CANVAS(ゼロキャンバス)とつながり、実現しました。この取り組みは、空き店舗の再活用だけでなく、商店街の活気づくりにも貢献しています。さらに、取材を通して人々がつながり合う場としても機能し、地域コミュニティの受け皿として素晴らしい取り組みと言えますね。

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▼youtube 元気しずおか人

静岡広報たん交流会スタート

この日は、静岡広報たんのメンバーである”麹と米粉のスイーツsoran”の柴田さんが、ごちそうマートでの出店に合わせて開催することになりました。麹菌が生きたチーズケーキやプリンに、麹をたっぷり使ったキーマカレーなどの商品が並び、近所の方々もたくさん立ち寄ってくださりました。

静岡広報たんのメンバーは皆、さすがのコミュニケーション力ですね!集まると、ワイワイと会話が盛り上がります。また、新たなゲストを連れてきてくれて、ネットワークも広がっていっています。

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https://www.soran-s.com/

■広報担当者ならではの課題の共有

この日は、広報担当者が日常で直面する様々な課題について話し合うワークショップ形式で進められました。参加者たちは率直に悩みや疑問を共有し、それぞれの視点からアイデアや解決策を出し合いました。

「広報なのに、営業のように数字での成果を求められる。広報からのお客様はペルソナと違うから、広報として動いてきた活動は会社からはストップされてしまっていて動けない。広報とマーケティングの違いが理解されていないのはどうしたらいい?」

「甘麹を使ったスムージーのネーミングをどうしよう?パッケージデザインはどれがいい?」

「業務過多により広報の後任を育てることになったけど、どう広報やインタビューの方法を教育したらいい?」

問題に対して、メンバーから自身の経験や知識を活かし、また客観的な視点からアプローチすることで解決策を一緒に考えていきました。

企業の枠を超えて、課題を出し合い解決策を見出したり、仕事へのモチベーションを高め合える仲間がいることはとてもありがたいことですね。同じ業界の仲間との交流は、新たな視点やアイデアを得るだけでなく、励ましや支えにもなります。

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■次回の広報たん交流会

次回の静岡広報たんの交流会では、「後輩の教育をどう進めるか」という課題を取り上げます。この問題をきっかけに、プロのインタビュアーである鈴木俊夫さんが講座を行ってくれることが決まりました!(日時はまだ未定です。)インタビューの鍵は、聴く力です。聴く力は技術であり、伝授可能なスキルです。広報担当者として、良いインタビュアーやコミュニケーターになるためには、この聴く力が不可欠ですね。次回の静岡広報たんの交流会が楽しみです!

広報の仕事について

広報活動は、何をしているのかよくわからないと思われがちですが、具体的にはプレスリリースの作成、メディアとの関係構築、SNSでの情報発信、ブログの執筆などの活動を行っています。これらの活動のほかにもこのような交流会も広報活動において非常に重要な役割なので、私は大切にしています。

広報活動は、企業とそのステークホルダー(企業活動によって直接的または間接的に影響を受けるすべての人)との関係構築に重点を置いています。良好な関係を築くことは、会社の信頼度や業績に直結するからです。実際、広報担当者同士がお互いの事業について理解を深めることで、取材やお仕事の紹介などの機会が増えているのです。

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企業の経営者の皆さんが広報についてより理解を深めれば、広報活動が会社内での評価を得る可能性が高まるでしょう。広報は単なる情報発信だけではなく、社外や社内とのコミュニケーションにおいても重要な役割を果たしています。広報が企業戦略と密接に関連していることを理解することで、より効果的な広報活動が実現できるでしょう。これからも広報の仲間が増えることを期待しています。

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